高級感あふれるタコの財布

正真正銘のタコの財布です。なんといってもこの可愛さと、バックに入ってるたこの刺繍がポイントです。購入したのは2018年それは運命的な出会いでした。北海道に住んでおり当時12歳だった僕ははじめての飛行機での家族旅行で京都に行った際、親と逸れて迷子になり道の横で泣いていました。そんな時1人のおばあさんが「僕、大丈夫？」と声をかけてくださりました。それでも泣き止まない僕におばあさんは「僕，これをあげるから元気だしな」といって渡してくれたのが飴ちゃんでした。僕はこの時、飴を舐めて泣き止みましたがこの時のおばあさんの優しさが今でも忘れられません。こんなおばあさんの様なこまった困った人がいたら助けることの出来る人になろうとこの時思ったのです。そして交番に連れて行ってもらい，その後親と会うことができたのですが最後までおばあさんは側にいてくれました。2日間旅行を楽しみ北海道に戻った僕は幼馴染の友達にお土産を渡しに家に向かいました。ぷっちょを買っていたので友達に渡して帰ろうとすると友達が「これさっき公園で拾ったからあげるよ」と言ってくれたのがこのタコの財布です。 あれから数年が経ちタコちゃんが小銭の入れすぎで破裂しそうになった時もあったよね…貧乏すぎて空腹な時もあったよね…たくさんの思い出があります。こんな僕にとっては思い出深いタコの財布ですが今回旅に出ることに決まりました。夢の中で「泳ぎたい、お外に出たい」と僕に訴えてきたのです。冗談に聞こえるかもしれないのですが本当なんです。悲しみももちろんあったのですが長年付き添ってきたタコちゃんの意思を尊重しようと家族で決めました。もちろんタコちゃんに値段をつけるなんてことはできませんが本人がつけて欲しいということもあり渋々値段をつけることにしました…非常に悲しかったです。長々となりましたがこんなタコの財布ですが僕としては心の優しい、タコの気持ちにも寄り添ってくれる素晴らしい人の手元に届くことを願っています。たまには洗ってください。タコちゃんがぱんぱんになり過ぎない様に小銭を入れる量には注意して下さい。逆に空っぽだと拗ねちゃう時もあるので気おつけて下さい。物置に入れて使わなくなるとたまに怒ってきます。他にも伝えたいことはたくさんあるのですが文字数の限界が来ました。タコを宜しくです。